基本的に履歴書は、自分の大枠を知ってもらうためのツール。長所や短所を記載する箇所もありますね。
障害者からよく聞くのが、「どこまで障害を記載すれば良いか」です。
これはあくまで私の考えですが、障害は一文にとどめています。
私の場合は、相手に見える障害と見えない障害があるので、まずは見える部分のみ「下肢障害があり、車椅子を使用していますが、御社での就労に問題はないと考えています」とだけ記載しています。あまり記載すると、書類選考で振り落とされてしまう可能性があるからです。
逆に少しだけ記載することで、面接時に質問をもらえるような前振りの意味もあります。上肢に障害がある人は、それも記載した方がベターですね。
どこまで記載するしないを見分ける方法は、「相手が不安になるような内容を書かない」こと、です。履歴書は、紙だけで伝えるものなので、数ある履歴書の中から、自分の履歴書に目を引かせるため、光り輝いて見えるようにしないといけない。選んでもらわないと、働けないわけですからね。
障害はハンデではあるけど、そういう意味では、ある意味光り輝かせられます。障害あるけどあなたの会社で十分に働けると思ってるよ、役に立つ自信がありますよ、とアピールすることが重要。
無事に書類選考が通れば、面接で詳しい障害を話せば十分だと思います。
文字だけだと相手が誤解して、「できるのにできない」と思われてしまい、チャンスがなくなってしまう場合もあります。やはり、多くは書かず、相手を不安にさせずに「事実を書くこと」が重要かなと思います。
基本的に、障害なんて、もしその障害があったとしても、能力があり、相手に「障害なんて関係ないよ、働いてお金を稼いでくれるならなんでもいいです」と言われたら勝ちです。そのような点も踏まえ、可能であれば専門職を私は勧めます。
ただこれには、経歴や学歴も必要になってきます。もし障害児のパパやママはできる限りつける職業の選択肢を増やしてあげて欲しいなと私は思います。
履歴書に記載できることであれば、とにかくたくさん挑戦することをお勧めします。そうすることで、面接でアピールできることも増えますしね。