電車通勤について

通勤と一言に言ってもいろんな方法がありますが、今回は電車通勤に焦点を当てます。

手動車椅子ユーザー、電動車椅子ユーザー、杖歩行者、など、さまざまな状況の方がいると思います。手動車椅子だとある程度機敏な動きができますが、電動だとなかなか難しい。そして、あまり知られていないかもしれないですが、車椅子は横にスライド移動できないので、ちょっと横へずれるということができません。なので、満員電車の中では、私も肩身の狭い思いをします。

満員電車に車椅子で乗るのは危険と、一般的には思われがちです。障害にもよりますが、私はそうは思いません。むしろ、ぶつかったりすると健常者の方が痛い思いをするし、車椅子は4輪なので、電車の急ブレーキにもわりかし強い。なので、健常者の視点で考えると、私たちの方が危険な存在かもしれません。

私もよく満員電車に乗りますが、ポイント切り替えのタイミングなどで、私の膝の上に健常者が倒れ込んでくることもあります。今日も小学生の子を受け止めました。障害によっては衝撃に弱い病気もあるので、時間をずらして乗車することも必要かもしれません。ただ、そこをクリアできる車椅子ユーザーだったら、世の中に「働く障害者」を認知してもらうためにも、果敢に満員電車通勤するのも良いと考えています。

もちろん、朝の殺気立ったサラリーマンに紛れず、余裕を持って行動するのが一番です。健常者側にも「ちょっと譲ろう」と思ってもらったり、嫌な顔をすることはやめてもらいたいなと思います。

また、大抵の車椅子ユーザーは、駅員さんに手伝ってもらって乗ることも多いので、理不尽に待たされることもあると思います。私も目の前で電車を見送り、涙を飲んだことが何度もあります。なので、私は、会社を選んだり住むことを変えるという手段も取りました。でもそれができないこともあるので、やっぱり、お互い譲りながら電車に乗りたいですね。

私はフレックス勤務の会社で働いているので、出社の日は、朝4時起きで6時には会社に行き、16時には帰ったりしてます。仕事の状況によっては深夜残業することもあります。

なので、今の状況で「何ができるか」を考えることが重要です。

ある程度動けるユーザーは、車椅子の技術を向上させて、機敏に満員電車内でちょこちょこ動く技を身につけることも手段の一つです。自分では思いつかないような回避方法があるかもしれないので、ぜひそういうアイデアをみんなで共有していきたいと考えています。

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