障害者にとって、特に重度障害者にとっては、支援者を増やすことってとても重要だと思います。やっぱり障害が重ければ重いほど、人に頼らなければ生きていけない場面や、生活できない場面が増えていきます。さらに、一人で考えるには限界がある事もたくさん出てきます。だって、障害者一人が、医療の知識、福祉の知識、生活の工夫、リハビリの知識、仕事の知識、全部を併せ持つのは、不可能だと思う。
だからこそ、頼れるところ、相談できるところを増やすことがとても重要だと思う。もちろん、依存ではありません。あくまで決定権は自分であり、その選択肢をもらうという意味です。
支援をしてくれる人は、多いに越したことはない。ヘルパー不足は死活問題だし、在宅医や看護師不足も死活問題です。地域差もとてもある。地域で生きていくには、やっぱり周りの人に自分の存在を覚えてもらうことも、有事の際はとても重要だと思う。私もいつものスーパーは顔馴染みなので、私が使いやすいように、台を低くしてくれたりしてくれてます。
人間誰しも一人では生きていけない。障害者に限らず、頼れるお友達や知り合いを増やすのはとても大事だと思う。広く浅くではなく、深い付き合いができるお友達もとても重要だと私は思う。みんなに好かれるのは難しいけど、少なくとも、自分から壁を作るような生活はしないほうがいいなと思います。もちろん仕事上も。
誰もが臆することなく、知らない人でも優しい心を持って、接することができる心の余裕がたくさんある人が、世の中にたくさん増えればいいなと思う。