外でのトイレ

車椅子ユーザーを代表として、ベッド付きのトイレがないから外出できないという話をたまに聞きます。たしかに車椅子の上や、便座の上で、服の脱ぎ着をするには結構大変。さらに、多目的トイレを探すのもかなり大変。せっかく見つけてもたいてい使用中だし。

そんな時、私は実は病院に行きます。

病院の診察室のベッドや、車椅子用のトイレを貸してもらいます。大きな病院であれば、土日祝日も救急から入れるので、看護師さんに事情を話して貸してもらいます。また、そういう時のために主治医に、診療情報提供書を書いておいてもらうのも一つです。

またもし脱ぎ着が大変なら、自分の体や車椅子を工夫するのも一つだと思います。例えば私の場合は、なるべく狭い多目的トイレでも入れるように、車椅子のフットレスト周りを絞ってある車椅子を選びました。車椅子が全部便器に近づかなくても、少しでも近づけば、乗り移りが楽になる。

そのほかにも、体に問題がなく主治医の許可が出れば、尿取りパッドやカテーテルをうまく使って、あまりトイレに行かなくてもいい方法を考えることもできます。

さらにもっというなら、病院や在宅のリハビリ、いろんな条件での服の脱ぎ着を練習することも手かなと思います。もちろん障害によって、できることに限界があるかもしれないけど、そういうことこそ、作業療法士が腕を奮って欲しいと思ってます。そんなリハビリができる病院が少しでも増えるといいなと思います。

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