障害や病気で病院に通うことができない人は、在宅医療を受けることができます。
つまり医師や、看護師が家にきてくれます。病院に通うことができても、常に医療と隣り合わせの生活をしている場合も、在宅医療の対象になります。私も、日中は働いていますが、呼吸器や胃ろうもあるので、在宅医療を導入しており、週1回看護師が来てくださり、月1で医師が来てくれます。もちろん、体調が悪くなった時も、先生が飛んできてくれます。
また、24時間対応の契約をすることもでき、緊急の時は、夜中でも家にきてくれます。そして、相当なことがない限りは、自宅で対応してくれます。輸血も、点滴も、胃ろう交換も、手術以外ほぼ全ての医療行為が自宅で可能です。人工呼吸器の設置、CV管理、PCAポンプも自宅で扱えます。
在宅医療を導入したい人は、相談支援員に相談し、区役所に資料を提出してもらい、在宅医が決まると、訪問看護や訪問リハビリの指示書を書いてくれます。この指示書がないと、訪問看護さんは来れません。
ただ、ここで問題になるのは、情報共有です。
もし、在宅医、訪問看護、訪問リハ、ヘルパー事業所がそれぞれ別の事業所だと、カルテが在宅医のところにしかないから、タイムリーに患者さんの状態を把握できません。月1回、それぞれから在宅医に報告は行きますが、文書程度。
福祉特有というかなんというか、情報共有という観点があまりありません。情報が滞ってしまい、それをコントロールするのが、利用者(自分自身)になってしまったりするので、辛いところもあります。ヘルパーさんにもきちんと体調のことは伝えてもらいたい。私は疲れに気づかず、暴走する体を止めてもらったりするので、ヘルパーさんにもきちんと情報を伝えてほしいです。そのために、来訪者ノートを用意していますが、全く役に立たず……。いつか、患者さんのところにカルテを置いて、みんなが遠隔で見れるようになると便利で、患者さんも安心して、医療を受けられるのになぁと考えています。
厚生労働省の偉い方々、ぜひ遠隔カルテを導入してください!